人間を波動力学してみる

アインシュタインの相対性理論では「光は波であると同時に粒子でもある」とされていることは皆様ご存じと思いますが、それは全ての物質に当てはまることではないのか?ということを確か波動力学を勉強していて思ったことがあります(私は、心エコーのドプラ法を研究していた関係で、流体力学を勉強しておりましたので)。ここから先は、あまり誰にでも話した話ではなく、あくまで私の仮説ですが、そう思えばいろいろな現象の理解が容易になるのではと思い、ホームページに載せてみることにしました。

先ほどの「全ての物質は波であると同時に、粒子でもある」という仮定に立てば、私たち人間の細胞も、個体自身も物質としての一面のみならず、ある特定の周波数を持った、波としても存在することになります。こういう考えで物事を見てみると、ささいなことから、結構大きな社会現象まで説明できるのではないでしょうか?

まず、医療面でこういうことが考えられるのでしょうか?私の知るところでは、俗説ではいくつかあっても、証明されているのはごく僅かです。そのうちのひとつである(と私が思っている)のは東北大学の前教授の滝島任先生の「振動の外部入力による、心臓挙動の変化」です。これは、Circulationを初めとする一流雑誌に掲載された論文を一冊の本にして出版されています(紛失してしまったようで、後は記憶を頼りに書きます)。どういう論文かというと、バイブレーターのような振動を発するものを胸壁に当てると、心内圧が抑制されたり、Emax(心臓の収縮性の指標)が抑制される(Vibration induced suppression)ということを実験と臨床と両面から証明しています。また、拡張期の特定の時相のみに振動を当てると拡張期の特性が改善されると言う(Vibration induced augumentation)ことも証明しています。この説は心機能を勉強した方は恐らく聞いたことがあると思いますが、あまり、学会的には受けがよくありません。その理由は理解できないからなのです。この機序として滝島先生らは振動が、直接アクチン、ミオシン結合に働いて心筋の収縮力に影響を及ぼしているのだと言うことですが、先の仮説を当てはめれば、心筋は物質であると同時に波であるが故、心筋固有の周波数に対して、干渉又は同調する周波数の振動は心筋に影響する。と、一発で説明できてしまいます。私は少なくとも滝島学説は信じていますし、将来物理学が発展して来れば、当たり前に皆が理解できるようになると思っています。余談ですが、携帯電話をバイブレーションモードで胸のポケットに入れるのは良くないことかも知れませんね。

また、「盲腸炎は快晴の時によく生じる」という本をどなたか忘れましたが医師が本にしていました。確かに盲腸炎は、快晴の時によく診ます。私も以前、診察所見は非定型的で開腹しないと診断がつかないくらいの診断困難な下腹部痛の女児を「盲腸炎」と診断して病院に送って、びっくりされたことがありましたが、このときも快晴でした。これは、高気圧が好中球のサイトカインを賦活化して盲腸炎を生じやすくすると言う説明がなされています。また、「私は天気が悪いと体の調子が悪い」と訴える患者様もおられますし(Barre-Lieou症候群と呼ばれるようです)、これらは、気圧との関係で述べられることが多いですが、これも太陽からの紫外線の周波数が身体に影響していると考えることも可能です。

他人とどうも話が合わないということを「波長が合わない」ともいいますが、これも実際に周波数が干渉するのかも知れません。また、ある国の国民がある特殊な方向性を示すのも国の指導者の特別な波長に同調されてしまっているかも知れません。

世の中の出来事は証明されたことしか信じない、あるいは現在ある理論で説明できないものは信じないと言う方には、こういう話は面白くなかったかも知れませんが私は現在の学問がまだ発展途上で、今日の常識が明日には否定されることも十分あると思います。大切なことは事実とそれを仮定無しで説明できることと思っています(そういう意味でアインシュタイン学説は仮定を立てすぎています)。その点、心臓に関する力学の応用は、いまだにニュートン力学なので(まあ、それで十分に説明できるからなんですが・・・)、早く進歩して欲しいなあと思う毎日です。 inserted by FC2 system