新型コロナウイルス感染症について
半年ほど前からメールなどで討論して今現在の私の見解です(2021年4月初稿、以後改変有り)
0.新型コロナ感染症の臨床像に関しての疑問
・80%の感染患者は無症状で、発症する事無く自然免疫で排除されしかも獲得免疫(抗体)さえ作られない一方で、重症化例はかなり厄介である。つまり,強いのか弱いのかよく分らないし、同じ一つの病原体でこのように差が出来る理由があるのは何故か?
・分子量がインフルエンザの1000倍近く重いウイルスで空気感染はしないはずであるのに、世界各国でこんなに感染対策をしてインフルエンザでさえ流行していないのに、こんなに流行している
・流行初期からペットなどにも感染し簡単に種の壁を乗り越えてしまうということ。
・あんなに厳密にロックダウンをしても,元々初めからそこにあったかのように次々PCR陽性者が湧いてきて、効果がすぐに出てこない、むしろしない国と差がない部分さえある事。
・そしてPCR陽性死亡者をすべてコロナ死とカウントしてでさえ、特別な感染症によって死者が増えている事を示唆する超過死亡がぜんぜん増加していない事実。
これらの疑問に対する答えの一つが以下に記載する様にPCR試験の偽陽性率が高い事があげられます
1.PCR試験の欺瞞
我々は感染症の診断にPCR法を使用することはあっても,例えば結核での使用がそうである様に、生きた菌も死菌もPCRで増幅するために感染成立の有無は、培養であるとか炎症反応や画像で判断してきました。 ところが、新型コロナウイルスに関しては、ウイルスの遺伝子が鼻にあれば、PCRで増幅されて陽性となります。たとえ、それが生きたウイルスであれ、自然免疫で排除され破壊されたウイルスの断片であってもそうです。しかも、この増幅回数は30-35回を超えると偽陽性率が増大し、35回でウイルスが培養されたのはわずか8%であったという報告があります。Singanayagam A, et al. Duration of infectiousness and correlation with RT-PCR cycle threshold values in cases of COVID-19, England, January to May 2020. Euro Surveill. 2020;25(32):pii=2001483. https://doi.org/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.32.2001483 日本では45回の増幅回数が通常使われており、90%以上が偽陽性と考えられます。感染爆発を生じている国ではイギリスもアメリカも45回でありWHOでさえ増幅回数を考慮する様にステートメントを出しています。https://www.who.int/news/item/20-01-2021-who-information-notice-for-ivd-users-2020-05
また、このPCR法を最初に提唱したドロステンの論文はウイルス同定がなされる10日ほど前にコンピュータ上で予測して作ったものであり、25000個の塩基配列の最後の33個がすべてアラニンとなっているという、自然科学的にありえない配列となっておりドイツで論文取下げの訴訟対象となっています。またタンザニアの大統領がヤギ、パパイヤ,ウズラでPCR陽性となる事を報告しています。
こういうPCR法の欠陥があるため、PCR陽性=新型コロナ感染と考えていると、おかしな臨床像となってくる訳で、むしろウイルス断片や,元から存在する土着ウイルスの断片,その他のものもカウントすると考えれば臨床像の矛盾が解決します
従って、このPCR法を診断基準にすれば治療や対策も、ぜんぜん間違った方向に進むことになります。まずこころある医師はPCR法の適正増幅回数をすすめていくべきと思います
2.ロックダウンの有効性
ロックダウンをしても、感染蔓延が防げないばかりか、社会崩壊を生じていることは,スウェーデンが感染率も死亡率も他のロックダウンを施行した国と変わりない事からも明白です。この理由は診断が間違っているからです。またマスメディアでは無症状の感染者が大量にウイルスをばらまいて感染者を増加させているかの様に言ってますが、それを明確に否定する論文があります。
https://www.nature.com/articles/s41467-020-19802-w
1000万人のPCR検査スクリーニングで無症候性陽性者300名のいずれもウイルス培養出来ず,追跡調査でも他のものに感染させた証拠を認めないとされています。
3.ワクチン
毎日、感染対策の決め手とメディアが報道していますが、今回のmRNAワクチンに関してはかなり注意しないといけないと思います。このワクチンは有害症状率が80%に上るという報告もあり、ノルウエーでは4万人に施注して30名の死亡があり(ワクチンとの因果関係は不明であるとされたが)決して安全ではないと思われます。ワクチン作製企業は、なにがあっても責任を取らないという契約を政府と結んでいますので国に責任を認めさせるのは大変です。企業のトップはワクチンは自分はすぐには打ちませんと公言しています。本来、医療はDo no harmが原則であり、ワクチンは安全性が担保されなければならないですが、世界中でいきなり,今までの弱毒でも不活化でもない、効くかどうか未確定の遺伝子ワクチンをするというのは,明らかに人体実験そのものと思います。このワクチンを推奨しているのが、ビル・ゲイ●財団で、先日も民間人でありながら日本の首相に指図しています。この財団はWHOの55%を出資しており、WHOは大株主の言う事を忠実に 守って行動していると考えればつじつまが合います。彼はかつて人口の15%をワクチンで削減可能と公言しています。じつは、2007年の豚インフルエンザの時も同じ様な構図があり、その時もWHOはパンデミック宣言をして大量のワクチンをアメリカ政府は購入したのですが、弱毒ウイルスである事がすぐに判明し、ワクチンをアメリカ政府が廃棄したという事がありました。
2021年4月時点の日本のワクチンの現状を以下に記載します。
◎新型コロナウイルスの危険性
武漢での当初の死亡率(5-10%)と異なり現在は日本では49万人のPCR陽性に対し死亡者が9000人で死亡率は1.8%、しかもコロナ死はがんで死のうが交通事故で死のうがPCRが一旦陽性になればコロナ死とカウントされるという水増しがあるのでこれより実数は少ないと考えられる。インフルエンザの死亡率が1.0%前後であり,以前より危険性は低下し弱毒化している可能性が高い
◎新型コロナウイルスワクチンの必要性
日本でのPCR陽性者は1年間で40万人。これはインフルエンザが4ヶ月で4000万人が罹患する事と比べても極端に少なく、確率論だけで言えば1億2000万人の日本人は300年に一回の罹患確率となる。従って、緊急に不完全な遺伝子ワクチンを日本に導入する必要は全くないと思われます。
また、20才以下の死亡例は日本では認められない。若年の重症化率も非常に少なく、この対象者を守る意味合いでのワクチン接種はまったく不要。無症状の若年者がウイルスをばらまいているという指摘があるが、それは中国の1000万人の研究で無症状者から感染した例が0であったという事からも、ほぼ根拠の無い指摘です。よって、若年者に高齢者や弱者を守るためにワクチンを打ちましょうというスローガン自体が欺瞞であるといえます。
◎新型コロナワクチンの有効性
ワクチンによって生じるのはIgG抗体であり,感染防御に直接働くIgA抗体は誘導されない。IgG抗体は感染した場合に症状の緩和は可能であるが(重症化を防ぐ)感染予防は不可能である。よって、感染予防のためには集団免疫が必要である。しかし、コロナウイルスの様に変異の多いウイルスには、ワクチンで感染予防を達成できた事はない。ワクチンで感染予防を達成できているのは宿主がヒトに限定している変異が少ないウイルスであり,一時的に達成できた様に見えても次の変異に追いつかねばならず,結局いたちごっこになるだけである。通常、ウイルスは変異するときには弱毒になるのであるが、ワクチン接種者にだけ強毒化する場合がある、それが後で述べるADEである。
◎ワクチンの効果の持続
形成される抗体はIgG抗体であり、有効な抗体の持続の期間は約半年と言われているが実際は不明である。半年しか効果がない場合コロナ禍が終了するまで何度も接種の必要が生じてくる。その場合より安全なワクチンの方が望ましい。
◎新型コロナウイルスワクチンの危険性
1.遺伝子ワクチン(DNA及びmRNAワクチン)特有の危険:いくつかのサイトで指摘されている様に遺伝子ワクチンは、接種後に細胞に取り込まれ,その細胞がSタンパクを生成する事で体の免疫機構を刺激して抗体を作成するが、その際に免疫反応でその細胞は破壊されてしまう。それが,筋肉に限定すれば筋痛で済むが、血中にワクチンが入り血管内皮細胞に取り込まれれば、そこで血管炎を生じ,脳出血や血栓を生じる。アストラゼネカのDNAワクチンで血栓症を生じるのはこのような理由であると考えられる。
2.アナフィラキシー:ファイザーのmRNAワクチンは体内に入ったmRNAが分解されにくくするために脂質(PEG)でコーティングされているが、PEGは化粧品などに多く含まれており、70%の女性に抗体が存在するといわれている。これが血液中に入るということは,化粧品を血液に混入するのと同じ様な事でありアナフィラキシーを生じるのも当然である。このアナフィラキシーは激烈であり、病院でこれに立ち会った知人の話では、通常はボスミンとステロイド静注ですぐに戻るのだが、コロナワクチンによるアナフィラキシーは30分後にボスミンの効果が切れると再発し、計3回もボスミンを使用しなければならなかったそうである。
1.2により諸外国では1万ー数十万に一例の割で死者が出ている。ワクチンは本体健常な人に打つものでありmRNA及びDNAワクチンは今までの不活化ワクチンや生ワクチンに比べても非常に危険なワクチンであるといえる。(例えば,インフルエンザの不活化ワクチンは3000万人に一例くらいの割でしか死亡相当事例は報告されていない。コロナはそれに比べると約100倍ほど死亡例が多いと言える)
3.ADEのリスク:SARSウイルスやデング熱ウイルスがワクチンがうまく行かなかった理由にADE(抗体依存性感染増強)がある。これはワクチンによって抗体が出来ても、新たなウイルス感染の際にその抗体が体内にウイルスを導いてしまい、劇症型になってしまう病態で、コロナウイルスもこの現象がある事が動物実験では指摘されており、2年以内に実験動物は全滅している。今回の拙速なワクチン接種は全世界のワクチン接種者にADEのリスクを与えてしまったことになる。
ADEは,次に野生のウイルスに暴露した際に発症するので1-2年以内に問題なる事が予想される。症状からADEによって発症したのか、新しいウイルスによって発症したのかの鑑別は困難である。その際には激烈な症状の進展からADEであったとしてもマスコミは強毒変異株の出現と大騒ぎするであろうし、ワクチンを推進してきた政府や関係者も同調すると予想される。
よって日本の場合、他国の接種後の状況、特に接種後のADEの出現に注目しつつ、極力遺伝子ワクチンではない安全な不活化ワクチンを開発、導入をすすめてゆくのが本道と考えます。(2021.9.28修正)
追記1:コロナワクチンの急速な接種は変異種を誘導する可能がある
すでに、フランスのモンタニエ教授が指摘していますが、ワクチンを拙速に打った国は例外無くその後3倍以上の感染爆発を生じています(イギリス、イスラエル、サウジ、ジブラルタル等)。その事実を危惧したBritish Medical Journal の記事 https://www.bmj.com/content/371/bmj.m4037/rr-20
によれば、ワクチンの急速な接種はコロナウイルスの変異を加速する可能性があると指摘しています。
最近では,インドやチリの状況がまさに合致していると思われます。
追加情報として大阪は日本での単位人口あたりの医療従事者の接種数がダントツの1位です。最下位は鳥取です。5月はじめの大阪の感染爆発と関連が無ければ良いのですが・・これから政府は急速にワクチン接種をすすめてゆく方針なので,非常に気がかりです(2021/5/29追記)
追記2:予想通りの感染爆発,その後に予測されるもの
5月に予測した通り、8月に入りコロナの感染爆発が生じています。幸いな事に、死亡者の数が約100分の1くらいに減少しており弱毒化が想定されています。しかし、イスラエル保健省から出ていた統計データでは2回接種後の死亡率が上昇し始めたため、突然公表されなくなりました(7月末)。イスラエルでは2回接種後に死亡者が増えているのは3回めの接種をしていないからだという政府の説明となっていますが、論理的に考えると2回打っても変異種にはまったく無効であると言う事の証明と考えられます。ADEの定義はワクチン接種後の接種者の死亡率の増大で判断されますので、ある意味ADEが出現していると考えても良いと思われます。日本の感染爆発の今後ですが、7月中旬に一度ワクチンが枯渇したので、恐らく8月末から9月中旬をピークに一旦減少し、また再上昇するパターンを示すと思います。その後11月から12月にかけてイスラエルと同様にワクチン後の死亡者の増加が出てくると予測されます(日本はイスラエルの半年遅れで進行しています)。それまでに立ち止まって、ワクチン接種の中断ないし中止を考えないと大変なことになるかもしれません。(2021/8/18追記)
追記3:抗原原罪現象と、第6波以後の予測
抗原原罪現象とは、インフルエンザの様に変異のあるウイルスで生じる現象で、一度めに記憶した免疫応答が二度目の感染の際には、記憶T,B細胞が、最初に免疫応答するはずのナイーブT細胞を逆に抑制して、最初に感染したウイルスの記憶に基づいたエフェクターT,B細胞を活性化して、最初のウイルスに対する抗体だけを産生し、二回め以降のウイルスに対する抗体を産生しなくなる現象を言います。この現象はワクチンでも発生するとされており,コロナワクチンで抗原原罪現象が生じると、武漢株で作ったワクチンは2回目の感染である変異種には反応せず、体内に導いて無症候感染状態となります。特に中和抗体の上昇する接種後2週間までに多く見られ、いわゆるブレークスルー感染もこの時期と中和抗体が減少してくる6ヶ月以降に見られる事から、ワクチン接種によって抗原原罪現象が誘発されていると思われます。感染爆発は、1.ウイルスが本当に流行している場合、2.ウイルスに感受性の高い個体が突然増加した場合が考えられますが、どの国でも感染予防をしているにもかかわらず、感染爆発をするのは2.のように高速ワクチン接種により抗原原罪現象を生じ、感受性の高い個体が突然増加して無症候性のスーパースプレッダーが増えたためと考えれば説明可能です。またその後の急速なコロナ患者の減少は中和抗体の増加でスプレッダーが消失したため、6ヶ月後に再爆発するのも中和抗体が低下してスプレッダーが増加してくるためと考えれば説明可能です。この時点でまた3回めのワクチン接種をすれば、さらにスーパースプレッダーを量産し永遠にワクチンを打たないといけなくなるかもしれません。
この事から、次の第6波を予測できます。つまりワクチン接種後6ヶ月または自然流行時期です。コロナは例年11月頃に好発します。この時期は日本で医療従事者にワクチン接種を開始したのが3-4月なので約6ヶ月後にあたります。よって、この頃に主に医療機関を中心としたクラスターになると予想します。また、6月以降に始まった大規模高速接種の6ヶ月後は第7波となり,こちらは来年1月頃に市中感染爆発となり、3回めのワクチン推奨の理由とされると思いますが、ここで遺伝子ワクチンを打てば永遠に打たなければいけなくなるし、その度に数万分の一で死亡のリスクを賭して打たないといけないわけです。本当にバカみたいなので拒否した方がよいと思います。
また、不活化ワクチンの場合には接種時の死亡リスクは格段に低下しますが、不活化ワクチンを高速接種したチリでも感染爆発を生じている事実から、不活化ワクチンでも抗原原罪現象を生じている可能性が高く、やっぱりやめておいた方がよいと思います。コロナウイルス自体がワクチンで対応するウイルスではなく、HIVなどの様に薬剤対応の方が賢明と思います。デンマークではワクチン接種30%前後ですが、ワクチンもロックダウンもやめてコロナ患者死亡者が劇的に減少しています。よって4月時点での結論は修正します(2021.9.28追記)
追記4:雑感を追記しました(2021.12.8追記)
追記5:最近のコロナ状況2022年8月を追記しました(2022.8.22追記)
追記6:コロナにまつわるお話を追記しました(2023.2.21)
追記7:二価ワクチンの有効性を追記しました(2023.6.12)
追記8:二価ワクチンの有効性にXBB対応ワクチンの有効性について追記しました(2023.8.17)
興味があれば以下のサイトも読んでみてください
https://ameblo.jp/shamanseiren/
https://note.com/hiroshi_arakawa/
https://note.com/info_shinkoro
https://ameblo.jp/babubabu2020/entry-12608051144.html